2026.01.22 【情報通信総合特集】Coltテクノロジーサービス・大江克哉代表取締役兼アジア営業担当バイスプレジデント 低コスト短納期で柔軟なネットワークを支援、増加するAI、クラウド需要に対応

大江代表取締役兼アジア営業担当バイスプレジデント

 親会社は英国に本社を置き、100Gbpsの自社所有ネットワークを欧米、アジアなど5大陸に敷設し世界40カ国で法人向けネットワークやデータセンター(DC)接続、クラウド接続などを提供している。日本には3カ所の海底ケーブル陸揚げ局を持ち、東京、名古屋、大阪などを中心に全国100以上のDC、2400以上のビルと高速接続を実現している。

 この2年は西日本のネットワークを拡張し、現在は福岡、広島、岡山にメトロネットワークを構築中だ。1月から福岡までの長距離ネットワークサービスを開始し、今年中盤には3都市のメトロネットワークサービスを始める予定だ。日本法人ではハイパースケーラーと呼ばれる巨大クラウドベンダーや金融取引向けサービスへの対応に加え、SI(システム構築)企業との連携、放送局やゲーム関連企業向けサービスを強化している。

 当社は、低コスト、短納期で柔軟に高速ネットワークが構築でき、ハイパースケーラーとのクラウド接続を確実に行える。世界的にAI(人工知能)DCの構築が進む中、国内もハイパースケーラーのDC投資が活発で当社の高速ネットワークサービスを活用する案件も堅調だ。

 日立製作所やNECをはじめ主要ベンダーとの協業も進んできた。この1年はガバメントクラウドの構築が進みパートナー連携による公共関連の顧客も増えている。昨年はNTT東日本、NTT西日本と協業し、全国各都市とのネットワーク接続をワンストップでできるようにした。引き続きパートナー連携を密にしていきたい。

 放送やゲーム関連の需要も多い。オンデマンドサービスの拡大で大容量ネットワークが必要になっているためだ。当社は必要なときに必要なネットワーク帯域を利用できるNaaS(Network as a Service)を提供し主要放送局やゲームベンダーの利用も拡大している。今後も提案を強化したい。

 2026年は整備してきたネットワーク基盤を活用したサービスを提案する。西日本のAI拠点構築需要に向けた支援もしていく。同時に日系企業の海外展開の支援を強化する。欧州向けの営業チームを新設し日本と欧州とが双方向で対応できるようにする計画だ。