2026.01.23 KRPなど3団体、新春合同賀詞交歓会」  インスタでも話題の鳥飼八幡宮が講演

山口宮司の講演

あいさつする小口会長あいさつする小口会長

 九州電子流通業協議会(KRP)は20日、福岡エレコン交流会(小口幸士会長)と福岡市機械金属工業会(渡邉剛会長)と、3団体合同で「新春合同賀詞交歓会」を福岡市早良区の福岡SRPセンタービルで開催し、約40人が参加した。

 冒頭、小口会長は今年の干支から「競馬は全然わからないが、馬も騎手によって全く異なってくると思う。乗りこなし方が大事で、人と馬の信頼関係があるように、人同士の信頼関係を、改めて大事にしていきたい」とあいさつした。

恒例の講演会は、福岡市中央区にある鳥飼八幡宮の山内圭司宮司が「鳥飼八幡宮式年遷宮のあゆみ~百年後の福岡市の日常にあり続けるために~」の題目で講演。1800年の歴史がある鳥飼八幡宮は、2022年に遷宮してモダンな社殿になった。SNSも積極的に発信し、インスタグラムのフォロワーは1万7千人を超えている。

 山口宮司は、19年ほど前に同神宮に戻った。当時、境内は老朽化し参拝や祈願も減っていたことから危機感を抱き、さまざまな取り組みを開始。顔となるホームページを作り、縁結びの会や、縁日の延長として肉フェスや毎月のマルシェ、3年前にはメタバース神社も創建した。

 祖霊殿(納骨堂)を創建し、昨年には奥宮として増設。今年は神楽殿・弁財天宮(仮)が完成する予定だ。今後は体験型の宿泊施設も検討している。外部のコンサルティング会社などには頼らず、同神宮内で発案している。

山内宮司はアイデアの源泉について、「神社がどのような歴史を重ね、栄えたかをさかのぼって調べて、そのいろいろな打ち手を今の時代に合わせているだけ。新しいことをやっていると思われるが、全ての答えは歴史にあると思っているので、過去のことを真似することが多い」と話した。

 講演後、渡邉会長は非常に参考になったとし、「渡辺鉄工が今140年で地元のものづくり企業としては長いが、その10倍以上の歴史がありながら、今年もその先も計画があると聞いて、非常に驚いたし、負けられないと思った」と話した。2月にはオープンファクトリーとして10社ほどが小学生向けに出張授業を予定しており、成功すれば参加企業を増やしていく方針も紹介した。

 締めくくりにKRPの伴野豪会長は、今日の講演の「全ての答えは歴史にある」という言葉は、「私たち産業界にとっても一つの指針になる」と述べた。「九州はまさに製造、流通、物流の再編と高度化が同時に進む大きな転換点になっており、産業構造そのものが変わりつつある。業界、企業、地域が連携し、価値創造に軸を置いた市場作りを進めることがこれからの鍵になる」と、今日の交流がその一助となればと語った。