2025.11.07 ニッタ25年4~9月期連結、減収増益 営業利益は材料費高騰など価格転嫁が進ちょく
ニッタの26年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は減収増益。売上高は前年同期比0・5%減の441億1200万円、営業利益は同0・7%増の25億8000万円、経常利益は同11・1%減の64億4300万円、純利益は同6%減の54億8200万円。売上高は物流業界向けが堅調に推移したものの半導体製造装置向けが足踏み状態となり若干減少。営業利益は材料費高騰などの販売価格への転嫁が進捗した。
ベルト・ゴム製品事業は、物流業界向けや食品業界向けのベルト製品が回復傾向で、電子部品向けの感温性粘着テープの需要が堅調に推移。海外では、米国での物流業界向けのベルト製品が堅調だった。
ホース・チューブ製品事業は北米で自動車業界向け製品が回復傾向となり、中国で自動車製造ライン向けのメカトロ製品が堅調だった。化工品事業は国内で、鉄道向けゴム製品が好調に推移。その他産業用製品事業では空調製品が、半導体や電子部品、製薬業界などのクリーンルーム向けが伸びたが、子会社の取扱品の需要が低調だった。
通期連結業績予想は据え置いた。加工品事業は下期も堅調に推移する見込み。



