2025.11.06 減収減益、82人の希望退職も発表 グンゼ、25年4~9月期連結

 グンゼの26年3月期第2四半期(25年4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比3・1減の652億7000万円、営業利益が同10・7%減の31億8600万円、経常利益が同12・6%減の32億500万円、純利益が6億5800万円の赤字(前期は29億5600万円の黒字)となった。純利益は第1四半期に計上したアパレル事業の事業構造改善費用約34億円の影響を受けた。また、アパレル事業の希望退職が82人になったことも発表した。  

 売上高は、前期末に事業終息した電子部品の売上影響やプラスチックフィルムの国内外での需要停滞などで減収。営業利益は、メディカル事業の固定費などの増加、アパレル事業の販売数量減少とコスト増加影響などを受けた。機能ソリューションのエンジニアリングプラスチックスは、OA分野向け製品は順調に推移したが、半導体市場向け製品は市況低迷の影響を受けた。 

佐口敏康社長は「不動産関連やスポーツクラブを扱うライフクリエイトは増収増益。兵庫県尼崎市の商業施設『つかしん』のリニューアルで来館者が増え好調に推移している」という。 

 増収増益を見込む通期業績予想は据え置いた。