2023.01.25 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン ジャパンユニックス

「デュアルエリアレーザーソルダリングシステム」

レーザー照射新技術応用システムを出展

 ジャパンユニックスは「ネプコンジャパン」に、新たにレーザーはんだ付けロボットのレーザー照射新技術「エリアレーザー」を開発し、同技術を応用した「デュアルエリアレーザーソルダリングシステム」を出展する。

 同システムはこれまでに開発したレーザー照射技術をさらに進化させたもので、2ミリメートル角の正方形内のはんだ付けが2点同時に可能なほか、上下両面からのレーザー照射もできる。全体加熱ではなくエリアレーザー照射範囲の局所加熱となり、製品への熱負荷を軽減。リフローオーブンに比べて設備設置面積の省スペース化が図れ、CO₂排出量が少なくカーボンニュートラルにも貢献する。

 レーザー出力は130W。空冷式レーザーを採用しているため、大掛かりなメンテナンスが不要になる。

 用途はSMT工程では難しい局所はんだ付け、コネクター、FPC+FR4、フラットケーブル、電源回路周りのはんだ付けなど幅広い。

 はんだ付けロボットの新機種では、水平多関節型UNIX-HFR、垂直多関節型UNIX-VFRなど拡充している。IoT化に対応し、はんだ付けロボット全機種に通信ネットワーク機能を搭載し、リモートで稼働状況のモニタリング、トレースだけでなく、はんだ条件の設定変更などができる。はんだ付けロボットの状態を監視する管理ソフトウエア「ソルダリングマネージャー」などソフトの紹介も行う。「UNIX JBCはんだこてシリーズ」の新製品として、充電式はんだこて「B-iRON」を出品する。

 1回のフル充電で約20分間のはんだ付け作業が行える。充電はスタンドに内蔵された充電器によって簡単に行うことができる。

 同社はIPCの日本の総合代理店として、ブースでは標準規格書の紹介も行う。