2025.10.10 三菱ロジスネクスト 大阪・関西万博に出展 「物流の未来の姿」を発表
ブースでは物流の未来の姿を披露した
総合物流機器メーカーの三菱ロジスネクストは6~8日の3日間、大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025 パビリオン」に出展した。「物流の視点で考える未来社会のデザイン」をテーマに、ブース出展とステージ発表を実施。発表会では、同社の若手社員が登壇し、同社が考える物流や移動の未来について説明した。
出展場所は、万博会場内のフューチャーライフゾーン。ブースでは、フォークリフトのラジコンを使用した荷役体験や「未来のあるべき姿」のパネルを掲示。同社のキャラクター「ロジスポン」「ネクスコン」のスタンプがもらえるコーナーも用意。長蛇の列ができるほどの人気ぶりだった。
ステージ発表では「もしも移動が空気のように自由だったら」「もしもフォークリフトを家から操作できたら」「もしもフォークリフトが働く人の安全・健康までサポートできたら」「もしもすべての物流倉庫でカーボンニュートラルを実現できたら」というテーマで登壇。「あるべき未来社会の姿」やそれぞれのテーマ事業領域の社会課題を解決するアイデアを出し合った。
「移動が空気のように自由だったら」というテーマでは、段差も乗り越えられる自動小型モビリティーのアイデアを模型で表現。「フォークリフトを家から操作できたら」というテーマでは、物流業界の人手不足を解消する物流人材マッチングサービスを提案した。
さらに、「フォークリフトが働く人の安全・健康までサポートできたら」というテーマで、運転者の不調や事故を予防する機能を備えた人にやさしいフォークリフトを紹介。「物流倉庫のカーボンニュートラル」では、カーボンクレジットを活用した省エネソリューションを披露した。
各テーマは、若手を中心としたプロジェクトメンバーが、1年半かけて議論。物流の視点からビジネスアイデアを提示した。間野裕一社長は「今回のプロジェクトでは社員が外に出る機会も作った。お客さまに協力してもらいながら一緒になって取り組んだ。発表の場を踏まえ、発表者はランクアップできたのでは」と語った。