2025.11.06 OKI、25年4~9月期は減収減益 EMS事業の見通し見直しで通期売上を下方修正
OKIの2026年3月期第2四半期(4~9月)の連結決算は、新紙幣対応など大型案件の反動減が響き、売上高は1794億円(前年同期比9.2%減)、営業利益は12億円(同80.4%減)と減収減益となった。
事業別では、堅調な市場環境を背景に、パブリックソリューション事業が好調だった。社会インフラソリューション事業、特機システム事業ともに増収を確保し、営業利益も大幅に改善した。一方、エンタープライズソリューション事業は大型案件の剥落で減収減益となったものの、営業利益率は7.4%を維持した。
コンポーネントプロダクツ事業は、情報機器事業における消耗品売上の減少などが影響し減収減益となった。EMS事業では、製造受託(EMS)と設計受託(DMS)を統合したD/EMS事業で計画からの遅れが発生し減収となったが、部品事業の新規開拓が進み営業損益は改善した。
通期業績見通しは、EMS事業の業績動向を踏まえ、売上高を前回予想から100億円減の4400億円に下方修正した。営業利益190億円、経常利益170億円の見通しは据え置いた。



