2020.02.18 【オフィスソリューション特集】理想科学工業 世界最速のカラープリンタが国内外で高評価を得る
「GDシリーズ」の最上位機種「ORPHIS GD9630」
理想科学工業は、世界最速のカラープリンタ「オルフィス」を提供している。
ライン型インクジェット印字ヘッドを搭載したオフィス用プリンタとして、多枚数プリント領域で「高速かつ低ランニングコストのカラーソリューション」で、国内外の高い評価を受けている。
ラインアップは「オルフィスGDシリーズ」と「オルフィスFWシリーズ」の2シリーズ。いずれも高い生産性と経済性などを特徴としているが、「GDシリーズ」はハイボリュームな印刷ニーズに対応しており、「FWシリーズ」はオフィスに導入しやすいコンパクトサイズが特徴。
床爪孝行営業本部事業戦略部長は「オルフィスには、三つの大きな特徴がある。『高速性』『経済性』『拡張性』だ。
世界最速のプリントスピードを誇る高速性、1枚単価が安く仕上がる経済性。また、油性インクを使ったインクジェット製品であるため、ヒーター処理がなく紙に対する負荷を大幅に軽減できることから、プリントした後の後処理が容易で、後加工の拡張性が非常に高い」と話す。
「GDシリーズ」の最上位機種「ORPHIS GD9630」は、「オルフィス」のフラグシップ機として、特徴である高い生産性をさらに追求し、世界最速カラー毎分160枚のプリントスピードを実現した。
独自の技術でカラー1枚1.44円、モノクロ1枚0.50円の低コストで印刷経費を削減できる。さらにオプションのフィニッシャでプリントから後工程までの自動化が可能。
「小冊子作成、くるみ製本、封入封かんなど一気通貫ででき、働き方改革につながる」と下世古学営業本部営業統括部ORP統括課長。
18年10月には、同機に大容量給紙ユニットを標準搭載した「ORPHIS GD9630 PREMIUM」を発売した。最大5500枚の給紙が可能になったほか、「封筒給紙アタッチメント」の搭載で、様々なサイズの封筒印刷にも対応する。
「FWシリーズ」では、「FW5230」「FW5231」などをラインアップしている。生産性、経済性など「オルフィス」の特徴を生かしながら、本体サイズの幅を従来機比約3分の2のコンパクト化を実現。「オフィスのセンターマシンとして普及を図っている」(下世古課長)。
「紙に対する需要は依然として根強い。高速性、経済性、環境への優しさなど教育機関、公共機関の大量プリントニーズやオフィスの働き方改革ニーズに応えていく」(床爪部長)としている。
【オフィスソリューション特集】目次
●クラウドなどと連携し付加価値提案を強化
●MPSサービス より高付加価値を提供へ
●働き方改革 ITが不可欠 複合機の活用に注目
●商業印刷 進むデジタル化
●産業印刷 大きく広がる市場
●リコー〝EDW〟を打ち出す 顧客の困りごと解決を図る
●富士ゼロックス「ApeosPort-Ⅶ C」シリーズ 低速機など品揃えを拡充
●コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化
●セイコーエプソン 複合機市場に本格参入
●東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート
●京セラドキュメントソリューションズ 事業の可能性を引き出す新しいブランディング活動
●ブラザー販売 ITソリューション提案に力を注ぐ、印刷需要の高い業種に特化
●理想科学工業 世界最速のカラープリンタが国内外で高評価を得る