2020.02.18 【オフィスソリューション特集】コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化

「bizhub i-SERIES」

 コニカミノルタ/コニカミノルタジャパンは、DX(デジタルトランスフォーメーション=デジタル変革)戦略を加速させる。新ビジョン「インテリジェント コネクテッド ワークプレイス」を掲げ、ハードとITサービスの両面でDX戦略を推進していく。

 新世代複合機・プリンタ「bizhub i-SERIES」の販売に弾みがついている。特に昨年12月は大幅な伸びを記録している。

 「DXを支援する事業顧客基盤としてMFP(複合機)を位置付けている。i-SERIESでさらなるIT武装を支援」(コニカミノルタジャパン・杉本孝一取締役マーケティング本部長)している。

 昨年5月からA3カラー複合機「C360i」「C300i」「C250i」などを順次販売してきたが、今年1月から新たに中高速機「C650i」「C550i」「C450i」を加えてラインアップ強化を図った。

 同シリーズは、オフィスで複合機から簡単に高度なITサービスが活用可能になる。また、IoT機器の特性を踏まえた強固なセキュリティ機能により、ウイルスやマルウエアを複合機で検知し、オフィス内部の感染拡大を防ぐなど、オフィスのセキュリティを強化できる。

 さらに、リモートメンテナンスによる常時監視・保守や自動アップデート、災害時の早期復旧など、事業継続のため高品質サービスを提供する。

 「働き方改革」では「いいじかん設計支援サービス」を提供している。働き方改革関連法案を受けて、抜本的な働き方改革が求められている。

 コニカミノルタジャパンは、本社移転時にいいじかん設計のコンセプトを取り入れた結果、社内外のコミュニケーションが活性化するオフィス空間と働き方改革を実現した。

 具体的には、社内の紙文書を約7割削減、オフィスフロアスペースも7%減少、さらに部門間コミュニケーションが2倍以上の増加と改善した。

 この自社実践を踏まえてサービスとして提案している。「作業時間の削減にとどまらず、〝創造じかん〟を増やしていくことが働き方改革につながる」と杉本取締役は強調。今後、データ連携による付加価値の創造など提供範囲を拡大していく。

 5月からは複合機とワークプレイス ハブプラットフォームの統合した「ワークプレイス ハブ スマート」の提供を開始。「複合機の機能とITサービス、IT保守・運用をシームレスに統合したサービスを提供」(杉本取締役)することで、DXや働き方改革を支援していく。

【オフィスソリューション特集】目次

クラウドなどと連携し付加価値提案を強化
MPSサービス より高付加価値を提供へ
働き方改革 ITが不可欠 複合機の活用に注目
商業印刷 進むデジタル化
産業印刷 大きく広がる市場
リコー〝EDW〟を打ち出す 顧客の困りごと解決を図る
富士ゼロックス「ApeosPort-Ⅶ C」シリーズ 低速機など品揃えを拡充
●コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化
セイコーエプソン 複合機市場に本格参入
東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート
京セラドキュメントソリューションズ 事業の可能性を引き出す新しいブランディング活動
ブラザー販売  ITソリューション提案に力を注ぐ、印刷需要の高い業種に特化
理想科学工業 世界最速のカラープリンタが国内外で高評価を得る