2020.02.18 【オフィスソリューション特集】東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート

働き方改革をサポートする「e-STUDIOシリーズ」が好評を得ている

 東芝テックは、クラウドサービスとの拡張性と独自機能の強化により、働き方改革をサポートする「e-STUDIOシリーズ」が好評だ。

 東浩毅プリンティングソリューション営業推進部統括部長は「ペーパーレス化が進む中で、ドキュメントボリュームに依存しない、機能売りからコト売りに軸足を置いたソリューションを強化、複合機を使った働き方改革などを視点に提案していく」と強調した。

 「e-STUDIOシリーズ」は、複合機とクラウドサービスとの連携やスキャン機能、OCR機能を強化している。

 クラウドでは、各種クラウドサービスと連携し、複合機から直接スキャンデータのアップデートや、データのプリントアウトが可能。

 また、スキャン機能では、同社の特徴の原稿送り装置を利用した名刺スキャンを強化し、非定型サイズにも対応を広げている。14種類の特殊用紙に対応している。

 「複合機とクラウドとの連携アプリなどを強化、どこからでもクラウドにアクセスし、スキャン、印刷できることを訴求していく。また、BCP(事業継続計画)対策などクラウド連携が安全な環境であることもPRしていく」と竹内浩二同PS商品・マーケティング担当グループ長。「クラウドは、必須アイテムだが、当社の強みであるOCR技術を生かす」(東統括部長)ことで、他社との差別化を図っていく。

 また、中小企業の人手不足に対応。「生産性の向上、業務効率の改善を解決するソリューションに力を入れていく」(竹内グループ長)として、複合機のOCRアプリやRPAを活用した自動化、さらに外部連携などによるAI-OCRなどに注力していく戦略。

 同社は、国内市場で圧倒的なシェアを持つPOSシステムや東芝グループのAI(人工知能)技術などの強みを持つ。「こうしたアドバンテージを生かし、ソリューションを強化していく」と東統括部長。

 同社がオンリーワン商品として普及に力を入れているのが、「消す印刷」と「残す印刷」を1台に搭載し、紙のリユースを実現したハイブリッド複合機Loopsシリーズ。これまでに環境面で多くの賞を受賞している。

 「急速に企業の環境への意識が高まってきており、潮目が変わってきた」と野村護プリンティングソリューション営業推進部担当部長は話す。

 昨年、環境省への導入も実現した。「自治体関係の導入が先行しているが、ループスの紙のリユース機能を、環境意識の高い企業へ積極的に訴求していく」(野村部長)。

【オフィスソリューション特集】目次

クラウドなどと連携し付加価値提案を強化
MPSサービス より高付加価値を提供へ
働き方改革 ITが不可欠 複合機の活用に注目
商業印刷 進むデジタル化
産業印刷 大きく広がる市場
リコー〝EDW〟を打ち出す 顧客の困りごと解決を図る
富士ゼロックス「ApeosPort-Ⅶ C」シリーズ 低速機など品揃えを拡充
コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化
セイコーエプソン 複合機市場に本格参入
●東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート
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