2020.02.18 【オフィスソリューション特集】京セラドキュメントソリューションズ 事業の可能性を引き出す新しいブランディング活動

高速カラーA3複合機「TASKalfa8353ciシリーズ」

 京セラドキュメントソリューションズは、19年度から「Put knowledge to work=知識を仕事に活かす」という新しいブランディング活動を世界中で開始した。

 伊奈憲彦社長は「ドキュメントの情報量が飛躍的に増えている。お客さまが取り扱う情報を効率的に管理し、その情報を知識に変え、スピード感を持って課題解決できるようにお手伝いすることが当社の役割だ。そこでお客さまの業務改善をお手伝いするパートナーを目指し、新ブランディング活動を始めた。あらゆる業界のお客さまが知識を仕事に生かすことで、事業の可能性を最大限に引き出すお手伝いをしていく」と説明する。

 このブランディングを体験できるショールーム「エクスペリエンスセンター」を19年夏にオランダ、米国ニュージャージーに開設。10月には東京・虎ノ門に顧客の利用シーンに合わせて複合機・プリンタを体感できる「ナレッジプラス」をオープンした。

 最新の複合機・プリンタの体験・デモのほか、ドキュメント管理ツールなどのソリューションを紹介。ビジネスパートナーも利用できるイベントスペースも設けた。9月には「ナレッジプラス大阪」を京セラドキュメントソリューションズ大阪本社1階に開設する予定だ。

 顧客ニーズに応えた新製品も次々に発売。2月初旬からは多言語対応ワイドタッチパネル搭載など操作性、画質、生産性を進化させた高速カラーA3複合機「TASKalfa 8353ciシリーズ」2機種、高速モノクロA3複合機「TASKalfa 9003iシリーズ」2機種の販売を開始した。

 3月には商業用高速インクジェットプリンタ「TASKalfa Pro15000c」の国内販売を始める。ラインインクジェット方式、解像度600×600dpi、独自の水性顔料インクを使用。欧米に続き日本で販売する。今春までに中国、台湾などでも発売する予定。小ロット多品種出力のデジタル印刷需要に応える。

 また、ECM(エンタープライズコンテンツ管理)ソリューションも大量ビジネス文書を一元的に統合管理。ERPやCRMなどの基幹システムや、データベースとシームレスな連携を可能にした「OnBase」を販売し、好評を得ている。

【オフィスソリューション特集】目次

クラウドなどと連携し付加価値提案を強化
MPSサービス より高付加価値を提供へ
働き方改革 ITが不可欠 複合機の活用に注目
商業印刷 進むデジタル化
産業印刷 大きく広がる市場
リコー〝EDW〟を打ち出す 顧客の困りごと解決を図る
富士ゼロックス「ApeosPort-Ⅶ C」シリーズ 低速機など品揃えを拡充
コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化
セイコーエプソン 複合機市場に本格参入
東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート
●京セラドキュメントソリューションズ 事業の可能性を引き出す新しいブランディング活動
ブラザー販売  ITソリューション提案に力を注ぐ、印刷需要の高い業種に特化
理想科学工業 世界最速のカラープリンタが国内外で高評価を得る