2025.10.08 九州で半導体産業展開幕 会場を拡大、次世代物流展も同時開催
テープカットを行い、盛大に開幕した
半導体産業に特化した展示会「第2回 [九州]半導体産業展」が8日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡館で開幕した。今年は会場をA・B両館に拡大。物流関連の展示会も同時開催し、合わせて544社・団体が出展している。会期は9日まで。
テープカットには同展実行委員長の安浦寛人九州大学名誉教授、木村敬熊本県知事をはじめ、星野光明九州経済産業局長、九州半導体・デジタルイノベーション協議会会長の山口宜洋ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング社長などが参列した。昨年は想定を上回る約7000人の来場となったが、今回もすでに来場事前登録は1万人を超えている。
開会セレモニーで、安浦実行委員長は、今年は次世代物流展も併催され、「九州の半導体を中心とする新しい産業の発展に、二つの展示会が大きく寄与するのでは」と述べた。
木村知事は半導体産業の集積が九州で進む中、この動きを日本の力に変えていくには九州全域が一丸となる必要があると述べ、「新生シリコンアイランド九州の実現へ、今日を機に、九州が一つに」と語った。
展示会には九州各県や山口県など自治体の団体が多数参加しているほか、韓国貿易センターをはじめ、台湾やチェコなど海外からも出展している。そのほか奥野製薬工業、THK、東京応化工業、東京精密、日本特殊陶業、堀場製作所、理研計器、ローム・アポロなどもブースを構えている。