2019.10.24 【カーナビ特集】ドライブレコーダ

ドライブレコーダの市場が急拡大している

 高齢ドライバーによる事故やあおり運転による交通トラブルが多発している背景からドライブレコーダへの関心が高まっている。最近は、より高画質な撮影ができるモデルや夜間でも鮮明に録画できるモデル、前方だけでなく後方も撮影できるモデルなど、製品群も増えつつある。

 ドライブレコーダは台湾をはじめ中国などの海外メーカーや、国内メーカーではレーダー探知機などを開発してきたユピテルやセルスター工業、コムテックなどが製品を展開してきた。現在は大手のカーエレ各社も製品群を充実させており、最近は一気に増えた。

 カーナビ各社では、JVCケンウッドがいち早く高画質撮影できる機種を充実させた。単独で動くスタンドアロン型のモデルに加え、「彩速ナビ」と連動して前方だけでなく後方も撮影できる機種を増やしている。

 パナソニックは超広視野角の155度撮影ができる高画質ドライブレコーダ、および主力ナビ「ストラーダ」シリーズと連動するモデルを展開。パイオニアは製品群を一気に拡充し、前後同時録画ができる2カメラタイプをはじめ計7機種を用意した。各機種とも暗闇での広視野角の撮影ができるほか、高画質化も実現している。

 アルパインもドライブレコーダの製品群を一気にラインアップ。通常の前方撮影モデルのほか、リアカメラ付きモデル、前方と車内撮影ができるモデルをそろえている。主力ナビ「ビッグX」シリーズとの連動により車線逸脱警報などにも対応する。

 デンソーテンの「イクリプス」シリーズはドライブレコーダ機能を搭載。前後撮影ができる小型カメラ搭載ナビを発売するほか、単独で動くモデルも用意した。