2019.10.24 【カーナビ特集】クラリオン 「クワッドビュー・ナビゲーション」

「NXV997D-JP 01」

 クラリオンは、大画面に四つのエリアを自在に表示できる主力AVナビゲーションシステム「クワッドビュー・ナビゲーション」の新製品を発売した。これまでの9V型に、新たに8V型を加えたことで、より多くの車種に取り付けできるようになった。

 クワッドビューは、一つの画面上にナビゲーション、オーディオ、ツール、アプリケーションの四つのエリアを表示でき、利用シーンに合わせた切り替えやドラッグ操作で各エリアの位置を上下・左右・斜めと好みに応じて入れ替えることができる。「非常に滑らかに画面の大きさを切り替えられる」(同社)ことが大きな特徴だ。

 新製品は、高精細ハイビジョンディスプレイを採用し、高画質で地図もくっきりと表示できる。機能面では新たに頻繁に使う機能をアプリケーションエリアにアイコン表示できるショートカット機能を追加。あらかじめ自宅を登録しておけば、「自宅へ戻る」アイコンを押すだけでルートが探索できる。登録地の表示やナビルートメニューの表示、消音なども簡単に操作できる。メニュー画面はカスタマイズもできるようになった。

 スマート機能も強化した。独自のクラウド情報ネットワークサービス「スマートアクセス」の音声操作機能「インテリジェントボイス」とスマートリモコン「ネイチャーリモ」の連携機能により、自宅のエアコン操作を音声でできるようにした。帰宅前にナビの音声操作で自宅のエアコンを操作でき、室内を快適な温度に設定することができる。

 出発地から目的地到着、徒歩ルートまで案内する「ドア・トゥ・ドアナビゲーション」も使える。スマホから「グーグルマップ」を活用して新鮮な情報から目的地検索ができる。目的地周辺の駐車場検索も可能だ。検索した目的地は自動的にナビに引き継がれるため、乗車後すぐにルート案内が始まる。目的地までは道路状況に柔軟に対応し時間や料金、省エネなど条件に合うルートを選択でき、駐車場到着後は目的地までの徒歩ルートをスマホ上に表示する。

 音質面もこだわる。前後左右の座席にボーカルの定位を調整できる「ボーカルイメージコントロール」をはじめ、圧縮データの高音域を再生する「サウンドリストアラー」といった独自の高音質化技術で、様々な音源を高音質で楽しめる。前席では音楽、後席ではDVDの鑑賞といった前席と後席を分離してコンテンツが楽しめる機能も付く。

 音源からスピーカまで、完全デジタル伝送する「フルデジタルサウンドシステム」にも対応。音響調整などをナビから操作できる。当然、ハイレゾ音源の再生や動画の再生など幅広いメディアに対応している。