2025.11.10 グローリーの26年3月期予想 各利益を上方修正 4~9月減収減益も想定内
グローリーは、2026年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想と同じ3400億円と据え置いたが、営業利益を前回の215億円から240億円に、経常利益を195億円から220億円に、純利益を100億円から115億円に引き上げた。
国内市場では、コスト削減やプロダクトミックスの改善、販売価格の維持などで利益が改善。国内金融は、設備投資意欲が旺盛で下期以降に期待し、リテールは国内外でセルフ化ニーズの継続を見込む。
26年3月期第2四半期(25年4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比16.9%減の1538億9100万円、営業利益が同65.2%減の68億5300万円、経常利益が同60.2%減の59億4600万円、純利益が同57.1%減の33億7300万円となった。
国内市場は、前期に発生した20年ぶりの新紙幣発行対応の反動により減収減益も、想定内としている。海外市場は、売上高が前期並み、営業利益が回復傾向となった。原田明浩社長は米国関税の影響について「39億円の影響があるが、価格転嫁が進み、吸収できる見通し。影響は少ない」と話した。







