2020.02.18 【オフィスソリューション特集】ブラザー販売 ITソリューション提案に力を注ぐ、印刷需要の高い業種に特化
A3複合機「MFC-J6997CDW」
ブラザー工業の国内販売子会社であるブラザー販売は、20年度の販売戦略で、印刷需要の高い業種に特化したITソリューション提案に注力していく。
同社は、SOHOや中小企業規模の業種向けにビジネスインクジェット複合機とレーザー複合機・プリンタの販売を進めている。
19年度の販売状況は、モノクロレーザー複合機・プリンタは、歯科などのクリニックを中心に医療分野で好調な売れ行きを示す。
また、ビジネスインクジェット複合機・プリンタは、A4大容量対応モデルやA3対応モデルを主力に、小売店舗や建築事務所などで堅調な販売実績を示している。
20年度は、アマゾンや楽天などのネット販売のさらなる需要増加に伴い、物流・流通分野で大量の印刷ニーズが見込めるため、ビジネスインクジェット複合機・プリンタによる「送り状印刷」ソリューションなどで導入を強化していく。
また、小売分野では特殊紙である「のし紙印刷」に対応するなど、ニーズに合わせたライトなソリューション提案に努めていく。
インクジェット複合機・プリンタは、18年夏に、大量印刷ニーズに高生産性・低ランニングコストで応える「ファーストタンク」モデルを投入。
超・大容量インクカートリッジとサブタンクを搭載。インクコストを大幅削減する低ランニングコスト、高速ファーストプリントなどを実現している。
現在、A3複合機2機種、A3プリンタ1機種、A4複合機3機種をそろえる中、売れ筋が2段トレーA3複合機「MFC-J6997CDW」。インクジェットで約15万ページの高耐久性を持ち、廃インクパッドの交換が不要である。
モノクロとカラーの両モデルをそろえたA4レーザー複合機は、コピー、ファクス、スキャンを1台に集約でき、コンパクトな本体サイズも好評を得ている。
低コストと高速出力を両立して、超・大容量トナーで交換の手間を大幅削減している。また、モバイルやクラウドの活用により、様々な用途にも対応できる。
モノクロレーザー複合機の売れ筋は、約30万枚耐久の低ランニングコストで高速ハイスペックモデル「MFC-L5755DW」。モノクロレーザープリンタの売れ筋は、低ランニングコストで高速スタンダードモデル「HL-L5100DN」。
【オフィスソリューション特集】目次
●クラウドなどと連携し付加価値提案を強化
●MPSサービス より高付加価値を提供へ
●働き方改革 ITが不可欠 複合機の活用に注目
●商業印刷 進むデジタル化
●産業印刷 大きく広がる市場
●リコー〝EDW〟を打ち出す 顧客の困りごと解決を図る
●富士ゼロックス「ApeosPort-Ⅶ C」シリーズ 低速機など品揃えを拡充
●コニカミノルタ A3カラー複合機品揃え強化
●セイコーエプソン 複合機市場に本格参入
●東芝テック「e-STUDIOシリーズ」が好評、働き方改革をサポート
●京セラドキュメントソリューションズ 事業の可能性を引き出す新しいブランディング活動
●ブラザー販売 ITソリューション提案に力を注ぐ、印刷需要の高い業種に特化
●理想科学工業 世界最速のカラープリンタが国内外で高評価を得る