2020.03.25 【関西エレクトロニクス産業特集 有力エレキ企業】東亜無線電機 アッシー・自社ブランド拡大
東亜無線電機は、70期となる21年2月期(20年度)を次の10-20年に向けたスタート年度とし、電子部品・電子機器の専門商社機能を強化。成長事業のIoTとアッシー・自社オリジナル製品事業の拡大を図る。
特にIoTはセンサーからコントローラ、ゲートウエイ、クラウドまでワンストップでソリューション提案し、産業分野の需要に対応。CEATEC、JEP/TEP Show、関西IoT/M2M展などに出展し、LoRa無線機による遠隔水位監視システム、倉庫環境監視システムなどを紹介した。
19年6月には東事業所(大阪市浪速区)内に「IIoT LAB」を開設。開発営業部が運営し、IoTのコンサルタント、ソフトウエア・ハードの選定や製作、実機接続確認、実機検証、出荷前検証、デモ機を使ったIoT体験などに使用。同社もメンバーの積乱雲プロジェクトのベルチャイルドが運営する東京・浜松町のLABとつないだIoT接続テストも行っている。
通信販売では19年9月に同社サイトにマニア向けアナログオーディオ専門ショップを開設。真空管、真空管アンプキット、工具、パーツ、オーディオアクセサリの通信販売を始めた。商社、アッシー・自社製品は、専門部門強化と品質管理部門の設置、香港、上海、深圳、ベトナムの海外拠点をさらに活用する。